一昨日見てきたのは大阪国際フェスティバルの初日、東京バレエ団「ベジャール・ガラ」です。「春の祭典」「ギリシャの踊り」「ボレロ」の3つ。a@oさんも先日見ていたそうな(曲はちょっと違ってたみたいですが)。バレエは去年のAMP版白鳥の湖以来の2回目。相変わらず全然バレエ知識はないままなので、a@o先生より「何も考えずに見て」とのお言葉をいただきまして(笑)そのままの状態で見てきました。
まず「春の祭典」。ストラヴィンスキーの曲だそうですが、曲自体が難解(現代音楽?)なのと、テーマが重い(「生贄」が登場したり)ので、少しとっつきにくい感じがしました。しかし男性陣が退場する直前のシーンの演出(スポットライトに向かって進む)と、女性の生贄役の井脇さん(すらっと立っているだけで美しい)、見ほれてしまいましたねぇ。
次は「ギリシャの踊り」。マンドリンの旋律に乗り異国風の踊りが展開される。この日見た中では一番「バレエ」らしい踊りと思いました。特に「娘たちの踊り」でつま先立ちで一直線に並ぶところとか、「ハサピコ」とか。自分の中ではこれぞバレエと思うポーズが多く出てきました。海に始まり海に終わるのもきれい。
で、最後が「ボレロ」。これが一番楽しみだったの。円形の舞台上のソロを中心に、3方向から取り囲む形で並んで座っている人が旋律の重なりに合わせて登場、音楽と一体になった踊りって感じ。ソロを演じる高岸さんは宇治の出身で関西では人気があるらしい。1段高いステージ上にいるだけでなくとても大きく感じられました。しかも私の席が、丁度真ん中の列(円形のステージが真正面に見える!)で、2階だった分全体の隊形を見られて良かった。
ほんとよかったですよ。バレエって人の動きだけですごく多くのものを伝える、今回は衣装もセットもすごくシンプルだったので、特にそう感じました。また見に行きたいなぁ…。