Boulangerie K on Blog

長崎屋のコロッケ

今日も買ってきた、安くてとってもおいしい「長崎屋」のコロッケ。以前レポートしたのはサイトが移転したときに埋もれさせたままにしていたのですが、勿体ないので復活（笑）　ちょっと追記しました。

京都駅から17系統もしくは205系統（河原町通経由）のバスに乗車すること10分。「河原町松原」のバス停で降りると、道路の西側に赤いテントのかかったお店が見えます。パソコン好きの方は阪急河原町駅から寺町通をずっと下がってくるとよいかもしれません。パソコン工房の前で寺町通と河原町通りが交差していますので、河原町通を少し北側へ向かってください。

見た目は本当に普通のお肉屋さんです。近付いてみると、テレビや雑誌で紹介されたときの情報が張り出してあります。お店の前に出してある看板には取扱商品がずらりと書いてありますが、もちろん一番上はコロッケ。店内に入ると、お肉の並ぶ冷陳の向いにカウンター。その奥には噂のコロッケを揚げるフライヤーがあります。
　
「えと、コロッケ…10個」

と注文。一瞬迷ったのは、一個が63円という安さだったからです（笑）。「はい、10個ね〜」と、お店のおばちゃんが後ろのバットにずらりと並べられている生コロッケをフライヤーに投入。カウンターの前には待ち合い用に椅子が並べられていますので、そこでコロッケが掲載された雑誌など眺めながら、しばらく待ちましょう。
「はい、10個おまちどおさま〜」熱々のコロッケは、耐油紙の袋に包まれ、ビニール手提げに入れられて渡されます。10個買っても630円（消費税込）。とってもおトク。ちなみにトンカツなど他の揚げ物メニューもあるので、お好きな方は試してみられても。

さて、こちらが問題のコロッケ。持ち帰る間にちと冷めてしまったのと少し湿気た感じがするので、オーブントースターを予熱してあたためます。5分ほどでサクッと復活。早速半分に割ってじっくりと観察。衣は少し荒挽き風のパン粉。こんがりと美味しそうなきつね色に上がっています。表面からは、ラードで揚げた時独特の甘〜い香りが漂います。半分に割ってみると、断面にはほとんど何も見えず、じゃがいものみ。中身を少しほじくってみると（はしたない）ひき肉と、玉ねぎが入っているようです。じゃがいもは少し粒が残る程度につぶされています。

で、かじってみる。やっぱり甘い。甘いのですが、適度に塩味もついていて、ほどよい甘辛加減なのです。例えて言うなら、おいしくできた肉じゃがのような味です。（どんな例えや）甘みはじゃがいもの他に、お肉や玉ねぎからも出ているようで、それでとても甘く感じられるのかもしれません。しかし、お肉がそれほど入っているわけでもないのに旨味がたっぷりなのがどう考えても不思議…。

今日お店で待っている間壁に貼られている雑誌の記事で見つけたのですが、旨さの秘密、どうもとっても上等なブランド牛のすね肉が使われているためらしいです。見えない位にちっちゃく入っているだけなのに、とてつもない旨味を出しているんですね。

というわけで、やっぱり美味しい長崎屋のコロッケ。機会があれば一度おためしあれ。