群さんのエッセイ本はほんと読んでいて楽しい。
ここ数日は「おかめなふたり」を読んでいる。愛猫「しいちゃん」との日々。まず何故「しい」と名付けたかのエピソードで笑ってしまった。うーん、いいねぇ…。
動物は苦手ではないけれど、借家暮らしが長いもんだから、私は犬も猫も飼ったことはない。一度だけ子どもの時に庭付きの家に住んだとき、庭と道路をしきる木戸の下から痩せぎすな仔猫が入り込んできて片隅でにゃーにゃー泣いているので、可哀想にと思って食べ物をやろうと思ったが、母に「いつくと困るから」と止められた。しばらくして縁側の窓から「かりかり」と音がするので何事かと見に行ってみると、仔猫が爪をたてて網戸をいっしょうけんめい昇っているのだった。爪だけで網戸にぷらーんとぶら下がる猫はかわいらしすぎる。
…とこの本の仔猫時代のしいちゃんの話を読んで、こんなことを思い出して群さん風に書いてみたつもりだったのですが…なんか全然違うぞー(笑)