このお店は情報元がちょっと変化球。「ミーツ」なんですよ。…って、おさ姐はよくミーツをネタで取り上げてるだろ、って言われそうですけど。
ミーツは毎号、ほぼ関西の情報で埋め尽くされてますけど、毎月連載で「東京出張」って関東の店を取り上げるコーナーがある。今月号の「東京出張」で紹介されてたのが、スパゲティの「ハシヤ」。
元は代々木八幡が本店らしいこちら、今回取り上げられていたのは新宿野村ビルの地下にあるお店。新宿西口の迷路のように繋がっているビルの地下をあっちゃこっちゃと歩き回ってお店の前へたどりついたのは11時45分、ふつーの人はまだお昼に出る頃じゃなかろう、と思っていたのですがなんとすでに行列! むむー、さすがに老舗の行列店とされているだけのことはある。
列に並びながら観察すると、おじさん客とOL系と半々といった客層でしょうか。場所柄を考えると納得かな。こちらは和風のスパゲティの老舗なんだそうで、メニューもしょう油ベースを中心にずらり。先に注文を聞かれたので、ミーツにも載っていた「タラコとウニとイカのスパゲティ」を注文。
しかし、並んで待っていると、後ろに並んだ人が「前にタラコとウニを頼んだら、こってりしすぎてて全部食べられなかった」と話しているのを聞いてしまい、ひょっとして注文ミスったかと激しく後悔。でも、ランチ時の忙しそうな店員さんを捕まえて訂正するのも面倒だしそのまま食べちゃえ、としばし待つ。
オープンキッチンになっているカウンターに座ると、麺をゆでる鍋が目の前。ラーメン屋みたいだ。こういうスパゲティの店でオープンキッチンって、そういえばあんまり見たことないような気がするなぁ。奥の方ではお酒の升にはいったシーズニングを取り分けてる。大鍋にパラパラと放り込まれる乾麺は、茹であがるとそば屋のような竹ざるにあげられてます。さすがジャパニーズパスタ(意味不明)。で、そのざるから、すでに準備されたソースの入った木の器にバンバン麺が取り分けられています。
で、登場したのが写真のパスタ。ウニといっても練りウニで、バターがベースになっているので、ええ、確かにかなーり濃いです。一口食べてみて「ちょっとこれ全部食べられるかなー」と心配になったのですが、食べ続けていると海苔の香りに練りウニとタラコの塩加減、イカの食感があとを引いて止まらなくなって、結局全部食べてしまいました。うん、これは酒も飲まんくせに塩辛などのアテ系が大好きなわたしには、ぴったりだったかも。
ただし、このパスタ単品で1260円と、ちょっとお高いのがつらいとこですが、ミーツにはその他、サラダのドレッシングがうまい、とも書かれていたので、次に行くならサラダスパゲティなども試してみたいかも。
関係ないけど、このお店のはす向かいのカレー店も同時刻からごっつい行列してました。気になるー。