日帰りで国境越え
さて翌3日目は朝から1日掛けてナイアガラ観光であります。
朝7時10分に迎えが来て、バンに乗り合いして空港へ。途中車窓からヤンキースのデレク・ジーターのTシャツを着た女子がいるのを見つけ、
私「あれええなぁ」
相方「なんで?」
私「JETERって綴りと背番号2のおさまりがええやん」
相方「そうやろか。でもなぁ、あれって要するに大阪で『今岡』って書いたTシャツを着てるようなもんやろ」
私「なんで今岡やねん(笑)」
と話していると、前の席に座ってた女の子2人組にウケた。2人は東京から来た巨人ファンらしく「二岡の方がいい(笑)」という。調子に乗った相方は「『二岡』なんてTシャツなぁ、大阪で着てたら後ろからどつきまわされるし、気ぃつけたほうがええで(笑)」などと言い出す始末。関西のイメージを下げるのはやめてください(笑)
ちなみに2人は関西人をあまり見たことがないらしく、私らが「なんでやねん」と言いながら話してるのを「テレビの漫才みたいー」と思いながら聞いていたそうな。
Jetblueはオシャレ
さてアホ話などしているうちに空港へ。今回は国内線の「Jetblue」の飛行機に乗るので、JFK空港の専用ターミナルへ(そんなのがあるんやなー)。このJetblue、機体のデザインがとてもお洒落で可愛い。濃いめのブルーと水色を使った尾翼のデザインが5〜6種類ぐらいあるのだ。一目見て惚れてしまったわたくし、売店でミニチュアの飛行機を売ってるのを見て、これ絶対欲しい! と思ったが、この日は朝食抜きだったのでまずは腹ごしらえ。
ピザとコーヒーをお腹におさめてるうちに搭乗時間に。乗り込んだ飛行機、まず座席のでかさ(エコノミーなのにでかいしなんか合皮張りっぽい立派な座席なのだ)に驚き、客室乗務員の愛想のよさ(というかノリのよさ?)に驚く。以前乗ったアメリカの某エアラインであまりの愛想のなさにびっくりしたけど「アメリカだしこんなもんか」と思ってたのだが、やればできるじゃないか(笑) というわけでJetblue、わたし的には非常にお勧めである。
国境の橋を越える
んで1時間ほど飛行してバッファローへ。ここからはまたマイクロバスに乗って40分ほどでナイアガラへ。ここで1大イベント。人生で初めて陸路で国境を越えるのである。滝の手前にある橋が国境になっているので、アメリカ側から入り(出国時は何もなし)、カナダ側で一旦バスを降りて事務所へ。係の人にパスポートを見せて「オッケー」と言われたら終了。ハンコも何もなし。ちょっと拍子抜け^^;
[ちょっと小ネタ]バッファローまめ知識
「バッファロー」というと「近鉄?」じゃなかった「水牛」のイメージなのですが、この町の名前の方が先なんだそうですよ。元々はそこにやってきたフランス人が「美しい水」という意味で呼んだのが元なんだとか。んで、そこにいた牛が「水牛」で、地名をとってバッファローと呼ばれるようになったんだそうな。へぇー、50へぇ。(ナイアガラのガイドさんの話による)
衣掛の滝を見せてやりたい
再びバスに乗って遊覧船、その名も「霧の乙女号」(笑)の乗り場へ。滝つぼの側から滝に近づけるという遊覧船である。乗り場は渓谷の下にあるのでエレベーターで降り、途中でブルーの雨合羽を受け取って船に乗り込む。合羽を着込んで慌てていいポジションを取りに走る(よい子はまねしちゃいけません)。ナイアガラ、滝のサイズがでかいだけに、近づくと水しぶきがものすごいのである。最初は「おおー」とかなんとか言いながら眺めていたのですがすぐに大雨のような状態、これぞ「滝のような雨」である(なんか間違ってる)。しかし、すごい迫力。日本人、滝といえば山間を細く流れてるイメージだけど、同じ滝でもまるで別物。水しぶきをかぶりながらもなんとか記念撮影しようとしていたら…カメラが濡れた!(笑) 新品なのにっ、とりあえず乾くまで電源切らずにおいとこう(レンズが引っ込むと水が入りそうだったし)と合羽の内側に抱え込んで下船。
降りたあとは昼食をとって展望台へ。展望台は、滝の落ちる前の側(?)にあって、きれいな水がすごい勢いで流れるのが見られる。幅が広すぎて、川の向こうは全然見えない。そういえばアメリカ人だったか、瀬戸内海を見て「日本にも広い川があるんだねー」と言ったという話を思い出したのだが、そりゃこの川を見てれば無理もないわなぁ。
あとはお約束の土産物屋へ。「どっちの料理ショーの特選素材になったんですよ」という言葉にまんまとのせられメープルシロップを買ってしまう。帰りの飛行機は5時だそうなので、まだまだ余裕やん、と思っていたら「2時半には出発しますので」というガイドさんの声。えらい早いねんなぁ。
なんでも、この日は日曜日だったので、週末はナイアガラで休暇を過ごした人がアメリカ側に引き返すための渋滞がものすごいので、これぐらいの余裕を持たなければいけないらしい。そそくさと買い物を切り上げ、再びバスへ。
タイムリミットの恐怖
しかし土産物屋の前からしていきなり渋滞で駐車場から出られないありさま(笑)。本当だったのねぇ。行きに通ったカナダ側のゲートまではなんとかたどりつけたが、そこから先の橋の上(確か2車線)が一向に進まない。30分ほどかかって橋を抜け、アメリカ側の事務所の前にたどりついたのだが、ここからが長かった。バスはバス専用のレーンを通るのだが、前にいたグレイハウンドバス(路線バス?)が、どうも確認に手間取っていたらしい。30分、1時間…と待たされ、さすがに飛行機の時間がヤバイと思ったらしいガイドさんが青くなった頃、係官が乗り込んできた。あとはパスポートを見せたら終わり…のはずだったのだが…
参加者の中に一組学生ビザの夫婦がいて、しかもその書類にハンコがひとつなかったとかで、係官は「これはダメ」と言われる。事前の話では「係官によってOKかどうかの判断が違うことがある」ということだったのだが、よりによって厳しい人に当たってしまったらしい。夫婦はしばらく理由を説明していたのだが埒があかない状態。ついに、バスを降りて事務所へ行くように言われてしまった。
青ざめるガイドさんは慌ててツアー会社に連絡をとり、車内には「どうなんねんやろー」というようなどんよりした空気。しかし、5分ほどで夫婦は無事(?)戻ってきて一件落着。猛スピードで走ればなんとか飛行機に間に合う時間に。空港へ着くとダッシュで航空券を受け取り、ダッシュへトイレへ(笑)、そしてダッシュで飛行機に乗り込んだのでした。
しかし、遅くなってしまったおかげで到着した空港で買い物するヒマがなく、朝目をつけておいたJetBlueのミニチュアは買えずじまい。うーっ、くやしい…。
つーかこれは至ってごく普通の会話だったんですよ、ボケとかいうレベルじゃなくて。そういうのでも東京の人には漫才みたく聞こえるんですねぇ。
私の場合しゃべる相手によって話し方が相当違うみたいで「なまってる」という人から「全然なまりがないですね」って人まで反応がさまざまです。
零下20度のカナダって…オーロラでも見に行ったんですか? ちくさんはついに日本全国だけじゃたりなくなっちゃったんですね(笑)
Posted by: osa at April 18, 2005 10:27 PM 当然、おささんは、ボケの方ですよね!
(関西では、ボケ役の方が尊敬されてますよ。)
未だ、生関西人を見慣れていない人が多いんですかねぇ?関西人は、目立つせいか何処に行っても居るように思います。私が働いている広島の会社も関西弁が飛び交ってます。
私も、先月にカナダに行ってきました。それも北の零下20℃というところで。そこに居たガイドさんは、夏の時期にはナイヤガラでガイドのバイトをすると言っていました。結構、観光地を渡り歩いているみたいですね。