Fri, 2005-05-06

芹沢けい介展

serizawa.jpg日本橋高島屋で行われていた芹沢けい介展を見に行ってきました。招待券をもらっていたので見に行こうかなぁと思っていたものの、日曜日までだと思っていた会期が実は昨日までで、慌てて見に行ったのでした。

この方の作品って美術の時間にも見たような気がするし、座布団やのれんの柄とかでよく見かける(似たものも含めて)ものなんですが、以前はなんか今一歩よさが理解できなかったものの、改めて見るとシンプルな意匠の中に込められたいろんなものが見えてきたりして奥深いものを感じるのであった。ってなんか偉そうだけどほんとはよくわかってない(笑)。 布にプリントされる柄をどうやって制作しているかを道具とともに展示してあったのですが、紙に書いた下絵を版下用の布に張って切り抜くんだそうで、その過程であの独特の切り絵のような形ができてくるんですねぇ。デザインする前の下絵や、晩年制作されたというガラス絵(ガラスに裏側から書くので、完成図がしっかり頭の中にないと書けないらしい。要するに地になる部分から書き進める普通の絵とまったく逆になるんだそうな)なんかが型絵とはまた違った雰囲気で、改めてすごさを感じるのでした。

しかし特に着物の柄なんてのはまったく古さを感じさせないです。縄文や貝殻文、鯛の柄なんてのは、今シーズンの浴衣にして出しても売れるんじゃないかってぐらい。会場の外にあった物販で、着物柄のポストカードと「いろは」柄の風呂敷を買ってしまいました。

ほんとはこの後松屋でやっていたミッフィー展を見たかったのですが、すごい混雑だったので断念(こどもの日だからかねぇ…)。しかし、ディック・ブルーナの書く線と芹沢けい介のグラフィック、なんか通じるものを感じるなぁ(ほんとかい)

※「けい」は[金圭]って字なんですが、文字化けしちゃうのですな。

Posted by osa at May 6, 2005 05:04 PM
コメント

東京は美術館も多いし、お手軽に行ける展覧会も各所でやってるので、見たいものをチェックして行くのが大変ですねー。贅沢な悩みですわ(笑)

写真のポストカードは特に柄が気に入った着物のものなんですけど、実物もいいけどこうやってポストカードに縮小されてもバランスがいいのが素晴らしいですよね。こういうのが描けるセンスがちょびっとでいいから欲しい!

Posted by: osa at May 10, 2005 09:28 AM

おさ姐さん、50万アクセスおめでとうございます!
「芹沢けい介展」素敵ですね!
行われていたの知りませんでした。
写真の図柄が色形ともにいーですね。

Posted by: フジヲ at May 10, 2005 12:23 AM
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