なんか体調がいまいちなここ数日。寝ながらおとなしくしようとしたのですが、食欲がないのにおなかがすいたりするので、こういうときは食べ物の本を読むに限る。
で、読んでたのがうどん関連の本「恐るべきさぬきうどん」と「どうでしょう本2」。両方とも何故か読んでるうちにうどんを食べたような気になって満腹になるという恐ろしい本(?)ですよ。うどんをうまそうに読ませてくれるのももちろんなんですが、これを読んでて無性に食べたくなったのが「ちくわの天ぷら」。
これねぇ、子供の頃はあまり好きじゃなかったんですよ。給食が原因。「ちくわの磯辺揚げ」でよく出てくるものだったんですが、天ぷらって海老とか野菜とかを揚げるものだと思ってたのに、給食に出て来たこれはなんと中身が「ちくわ」。しかも衣がやたらとべしゃべしゃしてるし…っていうので、どうもなじめなかった。
しかし「恐るべき」あたりではうどんのアテとして絶賛されてますよね。うーんそんなに美味しいのか…というわけでセルフうどんに行ったときになにげに手にとってみたら。
うまい。
さくっと揚がって海苔が混じった磯の香りの衣が香ばしく、弾力あるちくわの歯ごたえと合うんですねこれが。しかもやたらとうどんのつゆにマッチする。これこそまさに、食わず嫌いだったなぁ…とか思いながら、でっかいちくわを縦半分にした大きな天ぷらをあっという間に平らげてしまいましたっけ。
家でつくるとこんなでっかい天ぷらは作れないので、もっぱら「東京麺通団」に行ってはちくわ天を手に取る東京生活。揚げたてに当たるとさらになんとなく嬉しさ倍増だったりして。