土曜日の公開録音は通常の寄席とはちょっと違った雰囲気だったんですが、普通の寄席っていったいどんな雰囲気なんだろう…ってのは常々気になっていて、そんな時に見つけたのがこの「落語お作法」でした。なかなかお洒落な装丁で厚めの紙に印刷された本文も読みやすい。謎だった寄席の雰囲気とか、昨今の人気落語家名鑑や、東西の師弟制度の違い(「真打ち」ってのは、東の落語界にしかない制度だったんですねぇ、知らなかった)とか。末広亭を例にした寄席の解説はちょっととっつきにくそうだった寄席を身近にしてくれますよ。
末広亭をはじめとして東京には普段から落語が上演されているいわゆる「定席」ってのがいくつかあるんですが、関西にはそういうのがなかったので、天神橋筋に「繁昌亭」というのが今つくられてるそうで。完成まではまだ半年ぐらいらしいですが、ブログで工事の進行状況が紹介されてますですよ。京都でもお風呂屋さんとか鰻屋さんとかお寺さんとかいろんなとこで落語やってましたが、一度行っておけばよかったなぁ。