北海道のうまいもの2つめはジンギスカンであります。
北海道と言えばジンギスカンは外せないでしょう。お店もいろいろあるし、食べ方もいろいろあるみたいなんですが、なにやら「だるま」という名前の店が飛び抜けてうまいという情報を見つけて、重ねてじぇりいさんからもコメントで同じ店を教えてもらったので、これは行ってみなければなるまい。
すすきののロビンソン百貨店と東急インの間の道を歩いて行くと…ちょっと女子ひとりでは歩きたくないなーって雰囲気のゾーン。飲み屋の集まるあたりのビルの1階にあるらしいということで、とある路地を覗き込むと、大行列発見。夜7時半ぐらいだったのですが、20人以上並んでますね。
待つこと1時間「次の方どうぞー」と呼ばれて店内に入ると、ぐるっと15席ほどのカウンターに並ぶジンギスカン鍋の熱気と、鍋をつつく人の熱気とですごい状態。カウンターに備え付けの七輪に載った鍋に、席に着くとすぐおばちゃんがタマネギと長ネギの切ったのをどさっと、てっぺんには脂身を乗せてくれます。お肉は最初の一皿だけこのネギ類がついて750円。安っ。「タレには薬味を入れたほうがおいしいよー」とか「脂身は動かさないでねー」とか、初心者と見るとおばちゃんが細かく世話焼いてポイントを教えてくれます。肉焼きすぎてても「早く食べてねー」とチェックが入るし(笑)
んで肝心の肉ですけども、ここのお店はマトンらしいのですが、全然独特のにおいもしないし、柔らかくて本当に美味しい! 見た目からちょっと脂っこいかな、とか思ってたのですが、タレのせいなのか全然そんなことありません。火が通って甘くなったタマネギといっしょに食べると最強ですよ。どんどん肉おかわりして、皿が目の前に積み上がっていきます(笑)
途中でごはんを頼んだのですが、周囲を観察していると数人の人が「おばちゃん、お茶」と言ってご飯茶碗を差し出しています。なんだろうと思って見ていると、茶碗に入れたお茶の上から、ジンギスカンのタレを混ぜてすすってますね。ほほー、そんなお茶漬けの仕方があるとは。さっそくマネしようとご飯を半分程食べて「お茶おねがいしまーす」と言ったところ「タレを使うから肉を食べ終わってからの方がいいよー」とアドバイスされてしまいました(笑) 素直に言いつけを守って、肉を食べ終わってから再度お茶をいただく。鍋にタマネギが残ってたらいっしょに入れて、タレを少々たらして…。なんだろうこれ。香ばしくて、肉の旨味がとけ込んだタレが、不思議に美味しいスープに変身ですよ。びっくり。
札幌に行くなら、待ってでもここでジンギスカン食べるのがおすすめですよ。ただし、ニオイと油分が強烈に服にこびりつきますのでご注意を(スーツで平気で食ってるサラリーマン風の人もいましたけど…)。宿に帰ってからリセッシュかけまくりましたけど、翌日もほんのりニオイがしてました(笑)