しつこくホームベーカリー話です。
今回は全自動でできる食パンではなく生地作りをホームベーカリーに任せることにした。作るものはベーグル。1次発酵済の状態までホームベーカリーの力を借り、分割して成形、2次発酵と茹でを自力でやります。
材料は普段作っている食パンより強力粉と砂糖が少し多め。そしてバターの代わりにサラダ油を入れろ、となっているが、普通のサラダ油がなかったので、グレープシードオイルで代用。セットして1時間で生地は完成です。
パンケースを逆さに持って生地を取り出そうとする…がっ、かなり頑丈にくっついていて取れない。仕方がないのでケースの周囲に打ち粉を打ちつつぐにゃぐにゃと引っ張る…ああ生地がどんどん傷むじゃないの…などと考えながら台にもかるく打ち粉をして取り出し、包丁で分割。スケッパー買ってこないと。量りを出すのが面倒だったので目分量で分割(良い子はやっちゃいけません)して丸め、休ませたあとドーナツ型に成形。生地は伸びもいい。ただし作業がもたもたしているとどんどん表面が乾いていって大変なことに。
説明書によると2次発酵は40分。その間にカレーうどんをつくってすすったりしつつ、35分頃に見に行くと…やばい。表面がデコボコ。ガス抜きが甘かったか。それとも過発酵か。熱湯にそっと浮かべると、デコボコはますます悪化し、表面に昔のヤンキース松井のような大量のアバタをのぞかせつつ湯の中を漂う。
この時点でかなりがっくり感にとらわれてやる気をなくしかけていたのですが、このまま放置する訳にもいかないので、オーブンを温めて焼きへ。190度で15分。アラームが鳴ったので開けてみると…表面まっしろ。温度設定が甘かったか。さらに温度を上げて5分程焼いてやると、なんとかこんがり。しかし、一度出来たアバタは治らないまま。
さらなるがっくり感を背負いつつも、小さめにできた1つをかじってみると、あら不思議。見た目は悪いがモチモチ感は素晴らしく、なかなかうまい。やはり捏ねを機械に頼ると楽で均一に仕上がるからかな。初挑戦にしてはまずまずの出来のベーグル、次回はお店のようなつるつる肌のベーグルを量産してみせるぞー。