ヨーガンレールというと、京都のタカシマヤの中にあるショップを何故かよく覚えています。自然素材を生かしたゆったりしてちょっと個性的な服、というイメージ。
そのヨーガンレールの社員食堂を1年間追い続けた本があるらしいと知って、ちょっと興味が湧いて買ってみました。それがこの「ヨーガンレールの社員食堂」。
中身は、1年分の(平日のみですが)献立と簡単なレシピ、そして写真。服のナチュラルなイメージと同じく、すべてベジタリアンメニュー。読むというよりは眺める本なのですが、どの日も美味しそうで、じーっと眺めてしまいます。レシピの味付けはちょっと参考にしたい感じ。そして、中にいろいろと、見たことのない野菜の名前が出てくるのがいちばん目をひきます。たとえば「紅菜苔」。「こうたいさい」と読むんだそうです。アブラナ科の中国野菜なんだそうですが、初めて知りました。サラダの中にも知らないカタカナの名前が混ざっていたり、なんだろうと思いながら眺めるのも楽しい。
装丁のちょっと味のある文字組もなんだか美味しそうに見えます。
自分はベジタリアンではなくてお肉大好きな人ですけど、こういう社員食堂があるなら毎日ここで食べてみたいですねぇ。