Sun, 2008-03-30

地球屋

地球屋ののれん

久々にしみじみ感動するぐらい美味しいものを食べさせてもらいました。

野川のほとりの桜を見に行ったついでに、以前から気になっていた蕎麦屋「地球屋」へ行ってきました。場所はちょっと不便で西武多摩川線の多磨駅がかろうじて徒歩圏内なぐらいでしょうか。近くには、近藤勇の生家があったりして、のどかでいい所なので、散歩がてら訪れるにはとてもいいと思います。

しかし周囲はまさに住宅地。ほんとにこんなとこにそんな有名な蕎麦屋があるのかな…と道を進んで行くと、電柱に「蕎麦 地球屋」の矢印が。印に導かれて進んで行くと、どうみても普通の民家…ですが、庭先に並ぶ椅子にはすでに数人の待ち客が。

名前を告げてから待つこと30分。中へ通されると、入り口右にある座敷へ。味のある机や棚が並ぶ部屋はだれかの家へお邪魔しているみたい。

メニューをめくると、「おきまり」という盛り蕎麦と野菜の煮物のセットや、ぶっかけ蕎麦など思ったよりいろいろなメニューがあって迷う。二人用のセットメニューもいくつか。蕎麦の量も選べます。初めてなので、いちばん最初の「おきまり」をお願いする。注文してから正座していると、おかみさんが「どうぞ足をくずしてくださいね」と。

待っていると、先に野菜の煮物とそばつゆ、そばちょこが出されます。これが、本当に美味しかった。近くで取れた野菜を使っているそうです。出されたとき。「薄味ですので、足りなかったらお醤油をかけてください」とのこと。丁寧に仕上げられた野菜は、ひとつひとつ素材ごとに合わせた味付けが絶妙で、しみじみ「野菜って美味しいなぁ」と感じる。確かに関東の人にはこの味は薄くて物足りなくて、お醤油をかけたくなるかもしれないですけど、それはもったいないですよ。

野菜をゆっくり味わっていると、蕎麦が出されます。つやのきれいなお蕎麦。私はそばはあまり詳しくないのですが、つるっとしたのどごしとコシ、噛み締めると広がる蕎麦の香りがとても素敵。辛味大根でいただきます。

お蕎麦も煮物も大変美味しくて感激。すぐにでもまた食べに行きたいお店がまたひとつ増えました。ちなみに、お店の中はカメラご遠慮くださいとのことだったので、のれんの写真のみです。

Posted by osa at March 30, 2008 11:41 AM
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