「鴨川ホルモー」を読了。
うーん、これはねー、やはり京都で大学生活を過ごした人にはいろいろツボがあると思うのですよ。木屋町の居酒屋とか、宵山の夜に変な格好で現れるとか、自転車で鴨川周辺走るとか、岩倉は京都の極北だとか(岩倉にお住まいの方、すみません)。
大学に入ったばかりの主人公が不思議な偶然だか宿命だかわからないまま出会う数々の出来事に巻き込まれるジュブナイル…なのだが、前記の理由で本筋とは関係ないところでツボがたくさん出てきて、その度につっかかってしまう。
そして、読み終わってみると残る「ホルモーって結局どんなもの?」っていう謎。大々的にタイトルにされているわりには、さらっと流されている印象で、情景が目に浮かばない。だからこそ逆に気になってどんどん読んでしまい、本の世界に引き込まれるみたいな。
表紙のビートルズのアルバムチックなイラストの背景の細かさもちょっとツボ。
実はこれを読み終わるまで知らなかったのですが、ドラマになった「鹿男あをによし」も同じ作者の本だったんですね。「ホルモー」がツボにきちゃったわたしは、続いて「ホルモー六景」を読む予定。
>tassoさん
コメントありがとうございます。
「ホルモー」のシリーズは、ハマりますねー。「六景」も読み始めたんですが、あっという間に読み終わりそう。出てくる地名がほとんど行ったことのある場所なので親近感も湧きますし。本屋さんで隣にエッセイも並んでいたので読みたいですねぇ。
「鹿男」は実はドラマはまったく見ずじまいだったんですが「ホルモー」のおかげですごく興味が出たので、次に読んでみようかと思ってます。
>tearecipeさん
あまりに面白かったので、あっという間に「ホルモー六景」も読み終わりそうです(笑)
「有頂天家族」も、雑誌「京都に住まえば」で紹介されてたので気になってるんですよ。京都を知る人だとかなりツボに入るところが多いとかで。次に読んでみようかなー。
Posted by: osa at April 6, 2008 12:00 PMすいません、京都と書こうとおもったら、なぜか、教徒になってました。
『ホルモー六景』もよかったですよ。もっともっと、このシリーズ膨らませて欲しいですね!
Posted by: tearecipe at April 3, 2008 09:10 AMもっとディープな「森見登美彦」もおすすめです。『有頂天家族』とか『走れメロス』など、教徒ならではの光景が(笑)。
こんにちわ、いつも楽しく拝見してます。
さてホルモー!京都が大好きな私はすっかりその世界にハマりました。京都が舞台だからこそのツボが満載ですね。
ホルモー六景もおすすめです。鹿男あおによしは、ドラマも面白かったけど原作の方がキリリと味わいがあります。
なお、つい最近、この作者の初エッセイ集が出ました。これも楽しみです。