Boulangerie K on Blog

あしや縁

ランチを食べようと違うお店を目指して歩いているときに、偶然発見したお店。まだお店の前に開店祝いの花が飾ってあるぐらいで、ほんとについ最近オープンしたところだったようです。

市役所の西側、押小路通りにあるお店。カウンターにゆったりと10席ほど椅子が並ぶ店内は落ち着いた感じです。夜はおまかせで串かつのコース（ストップかけるまで、っていうよくあるやつですね）が食べられるようなのですが、お昼は日替わりの串5本にサラダ、小鉢、みそ汁、ご飯がつく定食が700円。揚げたての串かつがこのお値段で食べられると思ったらちょっとお値打ちな感じが。

揚げたてなのはもちろん、特に創作串は他では見たことないようなメニューも。写真の5本並んだ串かつの右はじ、ケチャップが一滴ついてる串は何かというと…なんと「ホットドック」！　薄い食パンでカレー味の炒めキャベツと一口大のウインナーをくるんで揚げたもの。確かにホットドックの味だわ（笑）　
予想外の味に驚くのも楽しい串かつ屋さんですよ。

よーじやカフェ

「よーじや」と言えば、女子はだれでも一度はその顔を見たことがあるんじゃないかと思うぐらい、メジャーなあぶらとり紙の老舗であります。私が京都に来た頃は化粧品雑貨全般のふつうのお店、という感じだったのが、ここ数年ですっかりどの店舗もオシャレに変化して、最近はカフェ併設の店舗も。

今日紹介するのも、三条通と麩屋町の角にある、先月リニューアルした三条店にできたカフェ。お土産目当てに訪れる人も多いお店だけに「観光客相手のありがちなカフェなんじゃないの」と思われそうですが、侮るなかれ。ここのお店は奥に「ピザ用石窯」を構える本格派なのであります。

お昼にはランチメニューでパスタかピザを選べるのですが、迷わずピザを選択。さらにそのピザもマルゲリータか夏野菜の２つから選べました。夏野菜を注文して、先に出されたヴィシソワーズとサラダをつまみながら待つこと10数分。出てきたのは、直径30センチもあろうかというピザ。しかも写真のとおり盛りだくさんのトッピング！

生地はなんとなく全粒粉が入ってるんじゃないかという香ばしさで薄いけど食べごたえあり。トッピングのとろけるようなズッキーニやなすのグリルはジューシーで、ハーブのきいたソースがよく合います。サイズが予想以上に大きかったので4切れ食べたところで満腹になりそうだったのですが、こんな美味しいもの残すはずがありません（笑）

ランチの時間以外にも単品でピザが注文できるみたいなので、小腹がすいたときにシェアしておやつに、ってのもいいかも。

余談ですが、店頭のメニューボードに貼ってあったカプチーノの写真に思わず笑っちゃいました。実物見て欲しいので詳細は伏せますけど、あれ、注文したときも出してくれるのかなぁ…。

いきいきうどん

ここ数年でブームからすっかり定着までいってしまった感のあるセルフ讃岐うどん。某チェーン店の出店攻勢のおかげでたいていどこの町でも見かけるようになった感じがしますねぇ。

んで今日紹介するのは同じく讃岐式セルフの店なんですけども、ここはおすすめ。烏丸御池から西へ歩いて1分ぐらいのところにあるんですが、お昼に行くと界隈のサラリーマンのみなさんで大行列ができてます。

まずは入り口でトレーをとってうどんを注文。麺を受け取ってからずらっと並んだ天ぷら類…ええ、ちゃんとちくわ天もあるし、半熟卵天やあなご天なんてのまであって選ぶのにめちゃ時間がかかります。それから小鉢類、おむすびを選んで、お会計へ。

温かいうどんを注文したときは、だし汁はサーバーから自分でかけるんですけど、セルフなんで足りなくなったらまたかけられるのがうれしい（笑）　というのも、このお店このだしが非常に美味しいんですよ。いりこのきいただしで。ついつい飲み干してしまってちょっと追加したい…って気持ちになります（笑）　同じくセルフのネギを山盛りにおだしを張って食べればすっかり満腹。広々として明るいお店なので居心地もよいです。そういえばなんかホットスポットもあるらしいですよ。

かけうどん並サイズで200円。某チェーンよりはちょっと割高ですけど、それだけの価値ある味だと思います。

竹富

御所の南、竹屋町と富小路の角近くにあるから「竹富」。わかりやすい名前で。

竹屋町通の北側にあるのですが、ボーッと見てると見逃しそうなぐらい目立たないので門のわきにかけられたメニューを目印に。これがなかったら割烹か小料理店みたいでとても敷居が高い雰囲気なのですが、実際は洋食メニューを出してくれるお店。

花の生けられた上がり框で靴を脱いで上がると、衝立の奥の襖に小さく「こちらからお入りください」と書いてあるのが目に入ります。書いてないとどっから入っていいやらわからないぐらい、普通のおウチそのものなんです。で、襖を開けて入ると、座敷机がいくつか。奥さんが出てきて、注文をとってくれます。今日はハンバーグ定食を。

味はいたってオーソドックスな洋食。ケチャップ味のスパゲティがなんか懐かしさをそそりますねー。熱帯魚の水槽が置かれた出窓にお座敷の雰囲気がまるで知り合いの家にお邪魔したみたいで不思議な空間ですよ。奥のお座敷に通されると中庭が見えるらしいのですが、今回は残念ながら見えず。クリームコロッケなども美味しいそうですよ。

守山玻璃絵館

京都から行くなら名神で栗東まで行くか、ドライブ好きの方は山中越えもしくは途中越えで琵琶湖大橋を渡るか、二つのルートがあります。国道8号と琵琶湖大橋をつなぐ道をのんびりと走っていると、南側に見えてくるのが守山玻璃絵館。

和菓子や洋菓子のお店を出している「たねや」のショップ。ここのペイストリービュッフェ（ケーキバイキングのことね）がすごい人気だと聞いたのは去年の春頃でした。それは是非一度行ってみなくては、と訪れるも、満席で2時間待ちと聞きあえなく断念。あきらめてしばらくは忘れていたのですが、ふと思い出してまた行ってみることにしました。

ペイストリービュッフェは11時開店。電話などでの予約は受け付けてくれないので、とにかく早く行って並ぶしかないのですが、まぁ11時半ぐらいにつけばなんとか午後イチぐらいには食べられるかな…というのは甘かった。

「申し訳ありません、本日すべて満席となっておりまして、3時半からでしたらなんとかひとつ席をおとりすることができるのですが…」

がーん！　ま、まだ11時半やん？　それなのにもう終了？　信じられへん…。

炎天下の中待つ気力が起きず「また改めて来ます…」とつぶやき、ケーキショップに寄って買って帰ったのがこのプチフールセット。ブルーベリーのショートケーキ、マンゴーのケーキ、レアチーズなど、季節のケーキをミニサイズにしたものが12個。目移りして、どれから食べるか全然決められません（笑）　

ここのケーキは本当に旬を大事にしています。特に夏場はブルーベリーのアイテムが多いのですが、生のベリーをサンドしたショートケーキはブルーベリーの本来のおいしさが味わえますよ。いい材料を使って丁寧に作られたケーキばかりが並ぶお店です。接客や店舗のつくりにも、お菓子を美味しく味わってもらいたいという気持ちがあふれていると思います。

…それはともかく、今度行く時は10時ぐらいには到着して、絶対にペイストリービュッフェに入るぞ！（笑）